2019.04.02(火)先輩たちの音に煌めきながら

池田綾子コンサートツアー「風を紡ぐ」山梨公演にピアノで出演しました。
新しい息吹に、色彩に包まれた綾ちゃんの甲府での初コンサート。
満員のお客さまの温かい雰囲気の中で無事終了致しました!

今回のメンバーは、
guitar オオニシユウスケ
violin 中西俊博
percussion 大儀見元
piano 長谷川久美子

いつもご一緒しているオオニシさん。
そして今回初めましての大大大先輩、中西俊博さんと大儀見元さんとご一緒させていただきました。
大先輩の奏でる世界は、私の知っていた枠を軽やかに超えてゆきました。
何十回と弾いてきて慣れ親しんでいる綾ちゃんの音楽の色彩がどんどん変わってゆく。
その世界に煌めきながらも、リハーサルでは戸惑うばかりの私。。。
でも本番では、先輩の音色に心を煌めかせながら楽しむことができました!
新しい世界をまたこの素晴らしい時間を過ごせるよう、
少しでも精進しようと思ったコンサートでした。

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2019.03.12(火)点と点が結びついて線になる時〜オトケシキ〜

名古屋港・金剛寺でのAssembridge Nagoya企画「音景色ーオトケシキ」満員御礼で終了しました。
「まち」と「ひと」が出会い、つながりが生まれる。
そんな点と点が結びついて線になる瞬間をたっぷりと感じた時間でした。

実家のある名古屋ではありますが、私は父の転勤で、高崎、新潟と暮らしていたので、
名古屋という場所は近くてどこか遠い町でした。音楽を通して、
少しずつ名古屋に行く機会が増えてきた中で、今回の港町でのコンサートは
驚くほどいろんなことを結びつけてくれました。

コンサートが開催された港町は母が幼少期を過ごした町だったことがわかり、
そして現在、町の会長をされている方が、なんと母の同級生!コンサート会場が同窓会に^^。
その会長からコンサートの後「僕には音楽の素養はないけれど、
今日は自分の大切にしてきた友人のことを思い出し、過ごした空気を何度も思い出したよ。
音楽は線のように結び付いて記憶を呼び覚ますことができるんだね。」とお言葉をいただいたと
ミカちゃんから聞きました。本当にうれしい言葉!!!

そして、東京でmica+hachiが構築してきたものに、今回はじめましての出会いのはずが、
私たちはもうすでに知り合っていたということがわかった名古屋で活躍されている
クラリネット奏者岡林和歌さんが加わり、とても豊かな世界が広がりました。

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この度の奇跡のように点と点を結びつけてくれたアッセンブリッジ岩田さん、
まちづくり協議会古橋さん、関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました!
そして、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!

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2018.12.31(月)年の瀬に

2018年ももうすぐ終わろうとしています。

今年1番心の中を占めていたことは、
1年前の春に思い立ち決めた、オリジナル作品を作るということ。
1人で作るオリジナル作品は大学の卒業制作以来です。
自分から生まれる音楽は、はたして一体どんなものなんだろう?
自分でもつかめなかったところからのスタートでした。

なかなか曲ができなかったり、視界が開けたかのように曲が生まれてきたり、
その感覚をまた見失って苦しんだり。
そんな時間を経て、12月の初旬。
1年掛けて作ってきた曲たちのレコーディングを終えました。

この作業の総決算でもあるレコーディングの時間は、
作品作りってこんな楽しいものなのか、と新しい風景を見せてくれました。
そして、レコーディングエンジニアをしてくださった田辺玄さんの感性に導いてもらった音世界。
玄さんの感性も合わさって、とても良いレコーディングの時間を過ごせました。

ピアノも歌も曲も、その時の自分の持っているものしか出せない。
形として残せるほどのものなのか、正直自分で確信がなかったのですが、
実際レコーディングになった時に、こうしようと思っていたものとは違うアプローチになったり、
自分でも予期せぬ演奏が生まれたり、また、できなかった部分も含めて、
すべて今の私の手から生まれたもの。
そして生まれてきたものは、、、
自分の想像していたものより、もっと違った質量をまとっていました。
これは1番の驚きでした。
作っていた私すら知らなかった私の中のスープ。

3月すぎに完成できるよう準備をしています。
もうしばらくかかりますが、楽しみに待っていてくださいね。

HPを訪れてくださる皆さまへ。
今年もありがとうございました!
そして、来年もよろしくお願い致します!

長谷川久美子

2018.12.29(土)2018年 秋から冬に季節が変わる中で。

今年の秋は、池田綾子さんと松本英子さんのNewAlbumの制作に参加させていただきました。
池田綾子さんではアレンジを、
松本英子さんでは、楽曲提供とアレンジを。

二人の活動を側で見てきていて、色合いの違う二人の度胸や底力をいつも感じています。
ずっとステージに立ち続けて手にしてきたもの、その軌跡を感じるアルバムではないかと感じています。
そんなお二人のレコーディングでは、私は学ぶことばかりでした。

池田綾子さんのアルバムは、初のセルフプロデュース作品だと思っています。
歌手であり、作家であり、プロデューサーであり、アレンジャーであり、いろんな顔を持つアーティスト。
全てをこなしながら制作を進める姿に感服するばかりです。
ソングライターとして認知されて、いろんな場面で求められて作ってきた曲たちが収録されています。
1曲1曲が存在感を放つ作品ばかりです。

松本英子さんはデビュー15周年を記念して初のクラウドファンディングでアルバムを制作しました。
英子ちゃんの人徳で、活動してきた年月で縁を紡いできた素晴らしいミュージシャンがたくさん参加した作品となっています。
ご一緒して感じるのは、英子ちゃんはいろんな歌が唄えるシンガー。
だからこそ、今回の収録曲のバラエティーがすごい!
正にアルバムタイトルも「COLORING BOOK 」。いろんな色彩の歌が待っています。
是非、手に取っていただけたらと思います!

そして、12月はコンサートが続きました。

大学の後輩でもある糸魚川在住のピアニスト、藤本利恵さん主催のクリスマスコンサートに出演しました。
新潟に所縁のある音楽家が集まりました。
冬の日本海のすぐ横に建つ会場にて、
クラシックの演目の中で、私はポップス音楽をお届けしました。
クリスマスメドレーを連弾にアレンジしてみました。
小学3年生のハナちゃんと、藤本利恵さんと私の3人で
入れ替われるように演奏できるアレンジ!
そしてソロで「私の中のスープ』の2曲をお届けしました。
手作りのコンサートということもあって、急遽人生初の館内アナウンスもしたり!
手作りのコンサートはとても楽しいですね!
また糸魚川コンサートで共演できる日を楽しみにしています。

そして、手嶌葵さんの三重県鈴鹿でのコンサートにピアノで出演しました。
手嶌葵さんの歌をとても繊細で、そして曲はお洒落で繊細で素敵な曲がいっぱいです。
ただただ緊張の中で終わってしまった。。。もっと楽しみたかった。。。
緊張しても良いことなんてないのはわかっているのに、バカみたいに緊張して、
精進が必要だなぁと、凹みながらも前向きに頑張りたいと思いました。

そして、今年最後のコンサートは、「かたりと歌とピアノで贈るクリスマス」
山田雅人さんの『かたり』と池田綾子さんの歌、私のピアノで贈るコンサート。

今年の「かたり」は、「星野仙一物語」と「チャップリン物語」。
生前の星野仙一さん本人を取材して生まれた「かたり」です。
山田さんに何かが宿っていました。ステージ上で聞いていて鳥肌が立ちました。
会場ではあちこちですすり泣く音が聞こえてきました。
もし星野さんが元気でいらしたら、会場にいらしてくれることになっていたそうですが、
きっと星野仙一さんに届いたのではないかと思います。
「星野仙一物語」のかたりを受けて続いた歌は「空の欠片」だったのですが、
歌にもピアノにもきっと何かが宿っていました。
今年最後のコンサートの締めくくりは、本当に良い時間でした。

来年は12月7日に開催決定です!
今年は満員御礼で、チケットが手に入らない方もいらっしゃったようです。
来年是非、この感動を味わいに来てくださいね!

まとめてUPしたので、すっかり長くなりました。
年の暮れの大掃除と共に、やっとUPできて心置きなく年が越せそうです!!!

2018.10.28(日)大島花子さんライブ!

赤坂Biz2F アトリウムでのライブ。
晴れた秋の空を背景に、大島花子さんのライブをお届けしました。

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オリジナル曲だけでなく、花子さんのお父様でもある坂本九さんの歌もたくさん歌って
小さな子から年配の方まで足を止めて聴いてくださいました。

今回、花子さんとははじめましてのライブ。
花子さんの歌のピアノを弾かせていただいて、
歌にはいろんな表現があるのだなと改めて思いました。

花子さんの歌は、歌詞の世界をとても大切に歌われているので
物語の風景を描きながら演奏している自分に気づきます。

また、とてもお話がお上手なので、お話しを聞きながら、
歌の世界に入ると歌詞の風景がじっくりと浮かんできます。

花子さんの歌う「ヨイトマケの唄」、坂本九さん作詞作曲「親父」。
歌詞の世界に引き込まれるひと時でした。
短い時間ではありましたが、素晴らしい時間を過ごせました。