2018.07.27(金)新しい時間

甲府在住のギターリストでありレコーディングエンジニアの田辺玄さんに会いに行ってきました。

1年前の夏。
背中を押される縁があり、玄さんのことを私は何も知らないのに、
直感だけで作品を作る時にレコーディングをお願いできないか、とノックしたことからはじまりました。

玄さん夫妻は共に音楽家で、奥様はシンンガーソングライター・ピアニストの森ゆにさんです。
会いに行った時、玄さんがレコーディングを手がけた、森ゆにさんの「祝いのうた」のCDを頂きました。
帰ってから聴いた瞬間、私の直感は正解だったと思いました。
「祝いのうた」とても素敵な作品でした。

そして、作品を作ろうと決めたものの、何も生まれない日々。
苦しい時間。
苦しくとも、はじめて自分に向き合う時間でした。
溢れるような時間、止まる時間を繰り返し、
あれから1年。夏。
今度はレコーディングの具体的な話をするために
甲府の玄さんに会いに行ってきました。

やわらかい時間が流れている玄さん。
玄さんの自宅には、車の下で弱っていた子猫を見つけたことで
1週間前から、家族に迎えいれたばかりの小さな小さなヤエちゃんがいました。

ヤエちゃんを横目に、
作品をどういう雰囲気で作りたいか、録りたいか、共通のイメージを掘り下げて
それならレコーディングする場所はどこだろう、とか具体的な話ができました。
ひとりで作業していた時間から、世界が広がる瞬間です。
これから新しい時間がはじまります。
その過程を楽しんでいこうと思います。

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