2018.01.06(土)音の葉の庭

お正月特番でテレビ放映されたものを録画して、今、新海誠監督の映画を何作も続けて観ています。
私が初めて新海監督の作品を観たのは、お恥ずかしながら社会現象にもなった「君の名は。」から。
映画に出てくる風景は、新宿、代々木近辺の風景を描いていて
その緻密さに驚いたのですが、
今回他の作品を観てみたら、他の作品にも新宿、代々木近辺の風景がふんだんに登場していました。
私もよく知っている風景が描かれているとなんだかうれしいです。

そして先ほど「言の葉の庭」を観ました。
描かれている場所は私も行ったことのある場所で、万葉集の歌の響き、
緑と雨の風景の美しさや、その場所ではじまった物語にも引き込まれました。
そして最後、エンドロールの歌、ひとフレーズ聴いただけで心を持っていかれました。

この曲は誰が歌っているのだろう?とエンドロールを待っていました。
歌は「Rain」という曲で、秦基博さんがカバーした大江千里さんの曲でした。
私が中学時代の時によく聴いていた渡辺美里さんのデビューアルバム、
その中の1曲、大江千里さんが作った「悲しいボーイフレンド」という曲が大好きでした。
まさにこの切ないメロディーと歌詞は大江千里さんの世界。
最初のフレーズから心を掴んだのは、体に中に残る音楽の記憶に一瞬でリンクしたのだと思いました。

まるで映画のために書き下ろされたような曲です。

「言の葉の庭」。
目を、耳を、心を癒された作品でした。